水中の状況把握は釣果に直結する。
そのカギを握るのが“偏光サングラス”。しかし、数ある偏光サングラスの中で、信頼できる1本を見つけるのは難しいし悩む。さて、今回紹介するのは、光学製品の総合メーカー“伊藤光学工業”の偏光レンズブランド「RARTS(アーツ)」。
ブランドについて、または使用レンズの魅力を皆さんにお届けできればと思います。
伊藤光学工業
人々の役に立つものを作りたい。
ちょっといいメガネレンズつくってます。
をスローガンに掲げ、来年2026年に創業70周年を迎える総合光学メーカー…
「伊藤光学工業」。
国内一貫生産に拘り、様々な機能を付加した高機能レンズ材料に、曇りにくいコーティング、熱に強いコーティング、など業界屈指の豊富なコーティング。
と、とにかく品質に徹底的にこだわったレンズを日々製造。度付きレンズにした時のレンズの厚みが世界最薄クラスの“超高屈折1.74レンズ”をはじめ、偏光レンズ、調光レンズ、ゴルフ専用に開発された特殊な眼鏡レンズ“イーグルビュー”など…レンズそのものに特別な機能を持たせた、高機能レンズの成形にも取り組んでいます。
従来の視力補正だけでなく、メガネをかけること自体を楽しめるレンズの開発・製造にも力を入れており、あらゆる用途・ユーザーの要望に応える眼鏡レンズの製造を通じて、その応用技術を活かし、社会に欠かせない総合光学関連企業を目指しています。
開発室、技術部、偏光課、ポリッシュ課、キャスト課、カラー課、ハード課、コート課などなど…各工程ごとに専門の部署を設け、レンズ作りのプロフェッショナルが丁寧に一つひとつレンズを作り上げている「伊藤光学工業」が展開する偏光レンズブランドが、今回紹介する「RARTS(アーツ)」です。
「RARTS(アーツ)」の強みとレンズへの拘り
素晴らしい体験をRARTSで。
“伊藤光学工業”の偏光レンズブランドとして設立された「RARTS(アーツ)」。
総合光学メーカーの強みと言えるレンズを使用。
まず、他の偏光レンズブランドとの差別化を図るため、「RARTS(アーツ)」が定めたのが、“偏光性能はそのままに耐久性を向上させること”。特に“耐熱性”を徹底追及。偏光レンズは、高い温度や強い光にさらされた状態が長く続くと、偏光フィルムの性能が低下してしまうという問題を長年抱え、特にフィッシングシーンなど…長時間の過酷な環境下の使用が多いレジャーは、レンズの性能と寿命が著しく奪われます。
「RARTS(アーツ)」は、偏光フィルムとレンズ基材を耐熱性・耐衝撃性に優れた素材から厳選。レンズ基材に関しては、耐熱性、耐衝撃性、染色性、加工性、偏光フィルムとの密着性に優れる光学材料を使用。従来の偏光レンズでは難しかったナイロールフレームやツーポイントフレームにも対応。偏光フィルムには、ヨウ素系偏光フィルムよりも、耐熱性と耐光性に優れる、染料系偏光フィルムを使用。
さらにレンズ表面には、独自開発した熱に強いコートと、水を弾き飛ばすコートなど…様々なシチュエーションに対応する高機能コーティングを用意。
結果、ロングライフ化を実現。
反射光を防ぐ指標の1つである偏光効率。
ローライト用の2色を除き“偏光効率99%”を実現。水面の乱反射を確実に抑える高性能と、タフなコンディションに耐える耐久性を合わせ持ったレンズを採用。
また、度付き偏光レンズをお選びの際は、RARTS74という、総合光学メーカーだからこそ実現できる、厚みを大幅に軽減した“世界初の屈折率1.74超薄型偏光レンズ”を使用いただくことで、歪みのない自然な視界を実現。
レンズ材料自体の耐熱性、耐久性に加えて、豊富なラインナップから選べる高機能コーティングが、RARTSのレンズ性能を高めます。
例えば、熱に強い“ヒートガードコート”を付ければ、日常生活下では、熱によるクラックをほとんど生じさせません。(※クラック・・・ひび割れ)
ご説明したように、総合光学メーカーとしての強みを存分に発揮したレンズを揃えている点が、多くの釣り人から広く支持されている理由の1つです。
それでは、レンズとコーティングのラインナップを見ていきましょう!
レンズラインナップに関して
まずはレンズラインナップに関して。
「RARTS(アーツ)」が誇る豊富なバリエーションは、刻々と変化するあらゆるシチュエーションに対応。天候や水質はモチロンですが、アングラーが自身のフィッシングスタイルに最適なレンズを選びやすいように、主要な釣りジャンルに合わせてレンズタイプが分かれています。具体的には、“バスフィッシング”、“渓流”、“海”の3つのジャンル。では、各カテゴリー別に展開中の各レンズを紹介していきますね!
バスフィッシング
湖やダムで行われるバスフィッシングでは、周囲が山や森などの緑に囲まれていることが多く、その周囲の緑が水面に反射することで、水の色が海に比べて緑を帯びているのが特徴。さらに、湖底の砂や泥が巻き上がると、土褐色が含まれた水の色に。このような環境では、水中のストラクチャーやバスの動きを正確に捉えるために、緑がかった水質に最適化されたレンズ選びが重要になります。
偏光効率99%/視感透過率31%
可能な限り裸眼に近い視界を保ちながら、水中の微妙な変化を逃さないように、コントラスト性能を加えた、オールラウンドレンズカラー。
偏光効率99%/視感透過率36%
光量が少ない朝や夕方、曇天や雨天といった状況、または日陰に入った場合において、明るさを確保しつつ、乱反射を確実にカットすることができる。
偏光効率99%/視感透過率11%
RARTSのラインナップで、最も透過率が低く設定され、真夏の炎天下でも、有害光線から確実に目を保護することが可能。
偏光効率99% 視感透過率26%
物体のエッジを最も際立たせ、より立体的に対象物を捉えることが可能なレッドレンズ。精度の高い視界で、水の中のイメージをよりリアルにすることができます。
渓流
渓流釣りは一般的に水深が浅く、水の透明度が比較的高いのが特徴。
しかし、山々や木々に囲まれているため、太陽光を遮るものが多く、光量が少ないシーンも少なくありません。このような環境下では、水中の岩や倒木といったストラクチャーを鮮明に捉えるために、光量が少ないシーンでも視界を確保しやすい明るめのレンズカラーが推奨されます。極端に光量が少ない場合は、足元の安全のためにも、偏光効率を抑え、視感透過率を高めたスティングレイ、トリードベンドが役に立ちます。
偏光効率76%/視感透過率47%
偏光効率を76%にすることによって、視感透過率を高めたライトグレーレンズカラー。ドライブや日常生活でも、くっきりとした明るい視界を提供。
偏光効率99%/視感透過率28%
強すぎないブラウンの色調が、サイトフィッシングには欠かせないコントラスト性能を高め、水中の障害物、水草、魚を際立たせます。
偏光効率99%/視感透過率27%
かけていることを忘れてしまうような、ナチュラルで明るい視界が、長時間にわたる釣りを快適にサポートするグレーレンズカラー。
偏光効率76%/視感透過率45%
雨天時のような光量が極端に少なくなる状況下では、偏光効率99%では視界の明るさを保つことができないこともあるため、あえて偏光効率を76%に設定。
海
ソルトフィッシングにおける海水は、特別な条件下を除き、太陽光のうち赤・黄・緑の光をよく吸収し、青色光は吸収しにくく散乱するため、青く見えるのが特徴。これらを考慮し、クリアな視界を得るために、ラグナブルーやマゼランブルーといったブルー系のカラーレンズが推奨されています。これらのレンズは、海水の青い光を効果的にコントロールし、水中の様子をより鮮明に映し出します。
偏光効率99%/視感透過率17%
集中力を極限まで引き出す瞳に優しい色調は、海域を選ばない汎用性を備えたクラシカルなディープグリーンレンズカラー。
偏光効率99%/視感透過率27%
海水とレンズの色を同調させることにより、対象物の存在を浮かび上がらせ、素早い状況把握を可能にするブルーグレーレンズカラー。
偏光効率99%/視感透過率11%
遮るものがなく、強力な日差しを浴び続けるような過酷なシチュエーションでも、シッカリと眩しさを抑え込んで目を守ることができる、ディープグレーレンズカラー。
偏光効率99%/視感透過率23%
海水の色は環境によって濃度が変化する。水深が深く、海水が濃い色になりやすいフィールドでの使用がメインとなるディープブルーレンズカラー。
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コーティングテクノロジー
他にはないコーティング種類の多さ。
そもそも、眼鏡ガラスレンズのコーティングを日本で初めて製造開始したのが“伊藤光学工業”。以来、レンズ表面硬度の向上、耐久性の向上に努め、特殊コーティング技術で常に業界をリード。その眼鏡レンズのコーティングで培った技術を、投入することで、他にはまずない、多種多様なコーティングラインナップを誇っています。
熱に強く、レンズにキズがつきにくい
一般的なコーティングより高い耐熱性能を誇り、日常生活で熱によるクラックをほとんど発生させることのないコーティング。
もっと手軽に、曇らない世界を
レンズ表面の水分を膜状化することで、曇りにくい視界を得られるコーティング。防曇効果が薄れてきたら、専用レンズクロスで、拭き上げるだけで曇り止め効果が復活します。
水を強力に弾き、汚れも付きにくい
圧倒的な撥水性により、フィッシング中にレンズにかかった水滴を弾き飛ばすのはモチロン、汚れが付きにくいため、レンズを拭き取ったりといった、普段のお手入れも楽になるコーティング。
高機能とデザイン性
ファッション性の高いミラーコートは、シルバー・ゴールド・ブルー・ピンク・レッドの5色から選択可能。撥水機能付きの鏡面コーティング…高機能とデザインが高次元で融合。
近赤外線を約40%カット
紫外線が肌に影響を及ぼすことはよく知られていますが、近年の研究で、近赤外線も浴び続けることで、肌に影響を及ぼすことが判明。特に目元は皮膚が薄く、シミやしわができやすいところでもあるため、注意が必要。IRブルーカットコートは、近赤外線を約40%カットを実現。
撥水かつ無色の反射色・耐熱・帯電防止。
耐キズ・撥水・帯電防止
凸面ハードコート・凹面スプラッシュコート
チェックしておきたい「RARTS(アーツ)」の独自コンテンツ
最後、「RARTS(アーツ)」のチェックしていただきたい独自コンテンツを紹介。
製品情報をはじめ、他にもイベント情報であったりアングラーの役立つノウハウ系など…様々な情報を発信。ぜひ、以下の公式コンテンツをチェックして「RARTS(アーツ)」の世界をさらに深く体験してみてください。
公式HPでは、レンズ&フレームラインナップ全般、ブランドコンセプトやレンズへの深いこだわりが分かりやすく解説されています。最新の製品情報やイベント出展情報、そして全国の取り扱い店舗リストも詳しく掲載されており、「RARTS(アーツ)」製品を手にするための情報が満載です。
RARTS(アーツ)公式HPはこちら
公式HPではチェックできないリアルタイムな情報をご覧いただける貴重なプラットフォーム。新製品情報、レンズを通して映し出される美しい釣り風景、イベントの様子など…ここでしか見られない魅力的なコンテンツを投稿。チェックをお忘れなく。
RARTS(アーツ)公式「Instagram」詳細ページはこちら
伊藤光学が誇る偏光レンズブランド「RARTS(アーツ)」。
その比類なきレンズへの拘りと先進的な技術は、アングラーの皆様に「見る」喜びと快適な視界を提供。過酷なフィールドでも耐えうる耐久性。そして、それぞれの釣り環境に最適化されたレンズラインナップは釣りのステップアップへ導いてくれるハズ。
気になる方は、以下画像をタップしてお近くのRARTSお取扱店をお探しいただき、問い合わせてみてくださいね。

RARTS
撮影協力:メガバス株式会社
撮影協力:桑山剛次
モデル :Eruna(Instagram)