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【2025秋冬シマノ新製品】25ステラSWに待望の8000PG/HG/XGが登場!

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シマノより、2025年秋冬の新製品の情報がついに公開!

その中でも注目なのが、待望の8000番台が追加となる25ステラSW。8000番専用のローター搭載で、ロックショアやオフショアでのジギング、キャスティングゲームなど最も汎用性の高い番手となっています。

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

25ステラ SWに8000PG/HG/XGが追加!

8000HG:2025年7月登場予定、8000PG、8000XG:2025年8月登場予定

シマノ公式「ステラ SW」詳細ページはこちら

スペック
品番 ギア比 最大ドラグ力(Kg) 自重(g) スプール 径(mm)/ストローク(mm) 糸巻量ナイロン(号-m) 糸巻量ナイロン(mm-m) 糸巻量PE(号-m) 最大巻上長(cm/ハンドル1回転) ハンドル長さ(mm) ベアリング数BB/ローラ― 夢屋ハンドルタイプ 本体価格(円)
8000PG 4.8 25 635 61/22 3-410, 4-300, 5-250 92 75 12/1 H-4 155,000円
8000HG 5.6 25 630 61/22 3-410, 4-300, 5-250 107 75 12/1 H-4 155,000円
8000XG 6.2 25 635 61/22 3-410, 4-300, 5-250 119 80 12/1 H-4 155,000円

軽量・コンパクトな8000番専用ローター

既存の10000番、14000番との違いはローターのサイズ。

高剛性のXリジッドローターを8000番サイズに専用設計。10000番より約5mmコンパクトになったローターがもたらす低慣性化と、スプール込みで約50gの軽量化により、キャスティングはもとよりジギングにおける操作性、快適性が大幅に向上。サイズ感、使い勝手ともにPE3~4号を多用するロックショアおよびオフショアでのジギング、キャスティングゲームにベストマッチとなっています。

その他性能は既存番手と同様

その他性能は、既存の10000PG/10000HG/14000XGと同様となっています。

密巻き機構“インフィニティループ”がさらに進化

ラインを整然と緻密に巻き付けていくことにより飛距離・キャストフィーリング・ドラグのスムーズさを向上させるテクノロジー“インフィニティループ”がアップデート。

進化点は大きく3つ。

①:SW機種に最適な糸巻きピッチの設定…今回のモデルは従来モデルの半分程度までピッチを狭めた密巻き化。抜けるようなキャストフィールをもたらすとともに、ライントラブルを抑制できるよう調整されているそうだ。また従来と同じく、ドラグ作動時にもスムーズな送り出しを可能に。

②:スプールに巻き込まれる糸巻き形状の改善…ウォームシャフトのターン角度を見直すことで、スプールの上下両端に起こりがちな膨らみをよりフラットな糸巻き形状を作り出せるように。それにより、ドラグやライン放出時の抵抗が減少するとともに、トラブルも低減させることに成功したそうだ。

③:スプールの往復時で糸巻きピッチが変わる2スピードオシュレーションシステム…ラインがスプールリング側からスカート側(下方向)に放出される向きでは細かいピッチで巻かれた糸が放出抵抗の低減&飛距離アップを図り、逆方向では粗く巻かれた糸が高ドラグ時のラインの食い込みを防止。

ドラグの耐久性が進化

各ドラグパーツには金属と摩耗に強い“ステラSW専用カーボンワッシャ”を採用。従来までの下部に配置されたドラグワッシャに加え、上部にもスプール構造を進化させたことで、大型ワッシャが搭載可能になったそうだ。

この進化によりドラグの耐久性が向上。ドラグ構造の進化と、搭載されたヒートシンクドラグの相乗効果で、熱によるドラグ力の低下を従来モデルと比較して約30%も低減することに成功。

“インフィニティクロス”によりギア強度・耐久性が向上

ギア歯面の設計・製造技術の進歩により、ドライブギアとピニオンギアの噛み合う接地面積を拡大する“インフィニティクロス”。ギア歯面にかかる負荷を分散することで、ダメージの集中による損傷を防ぎ、耐久性が向上する。25ステラSWは。この歯幅を従来モデルとの比較で約1.3倍にアップ。さらに高負荷な巻き上げでも、スムーズに対応できるように進化したようだ。

新形状AR-Cスプールが搭載

今となっては、ほとんどのシマノ製スピニングリールに搭載されている“AR-Cスプール”がさらに進化。

AR-Cスプールは、スプールリングを特殊な形状にすることでラインの整流効果を生み、ライントラブルの抑制と遠投性能の向上させるためのもの。25ステラSWにはスプールリングカラーをラインが乗りにくい形状へと改善した新形状AR-Cを搭載。ライントラブルの起因となるスプールへの糸またぎを軽減するそうだ。

また、スプールリング表面には強力な耐摩耗処理のバリアコートを施し、耐久性もさらに向上。ラインへのダメージも軽減、傷つきづらく滑らかな表面状態をより長く保つことができるように進化を遂げている。

随所にシーリングを施すことで“鉄壁の防水構造”へ

25ステラSWはボディ・ドラグノブ・ラインローラーをはじめ、随所にシーリングを施すことで水の侵入経路を遮断。特にボディ、ストッパー部は防水性能を評価する規格でIPX8を達成。

※IPX8…防水機能としては最高レベル

ドラグノブを約25%大径化
瞬時の操作にもすぐに手が掛かるように進化

“アンチツイストフィン”によってライントラブルを抑制

テスターインプレッション

専用ローター搭載でとにかくブレない! 細部まで進化を実感するオフショアジギングのど真ん中モデル。

山本 啓人 HIROTO YAMAMOTO

ステラSWの8000番はオフショアジギングのど真ん中という存在。私は浅場、深場問わず、このリールを青物ジギング全般に使っています。そのなかでとくにすごいと思うのが8000番専用設計のローターですね。これはいい。19ステラSWのときもそうでしたが、ローターが一回りコンパクトになり、軽くなったため、とにかくブレないんです。ローターが大きければ遠心力も大きくなり、巻いているほうの手がブレるものですが、それがなくなることのメリットはとてつもない。巻きが安定して、同じタイミングでしっかりしゃくっていけるので、単純に巻きが楽になります。また、ローターを動かす力が少なくて済むためハンドルを軽く持つことができ、余計な力がかからない分、手から伝わる感度も上がっています。もちろん不快感やストレスもなく快適にジギングに集中できますよ。専用ローターが採用されることで10000番とのスプールの互換性はなくなりますが、そのデメリットよりプラスのほうがずっと大きいと感じています。それと新たにインフィニティループが搭載されて、フォールの際のラインの放出性能が上がっています。ただ、今までもラインの放出は極めてスムーズだったので、これによって劇的に変わったという感じではありません。より密巻きになったことでさらに使いやすくなっていますし、払い出しがよりスムーズになったことでドラグの初動も向上していますが、いままでステラSWを使い込んできた人にとってはあくまでも正常進化の範囲です。今回のリニューアルではXGモデルがあらたに加わりましたが、巻きの軽さや巻き上げパワーも向上しています。巻きが軽いというより、前モデルよりもっと巻けるようになったというほうが正確かもしれませんね。初めてステラSWを使う人にも、ずっと使ってきた人にも、きっと満足してもらえると思いますよ。

出典:シマノ公式HP

8000番の登場を待ちわびていた方も多いはず…。人気番手ということでご注文はお早めに!

その他2025秋冬シマノ新製品情報はこちらからご覧になれますのでぜひチェックしてみてくださいね!

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。
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