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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】6月の注目点は水位とベイト②

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ブルーギルが少ない?

今年の琵琶湖南湖、ある異変にお気づきだろうか?それはギルのバイトが少ないことだ。
早春は気温が低いからバイトがないのかと思っていたら、水温が15度ぐらいになった4月中旬にもバイトが少なく、GWになっても釣れだす気配がなく、6月になってようやく1日に数回ライトリグならバイトがでるようになった。
水路内や漁港内にはチラホラと姿を確認できるが、かなりその数が少ないように思える。実際のバイト数も激減しており、今年のギルの量は少ないのではないだろうか?

ギルネストパターンを探して、ギルの多いエリアを探すも、5月下旬の貝捨て場や西岸などにチラホラと見られたものの、その数は例年に比べて圧倒的に少ない。

なかなか見られないギル。今年の南湖、ギルバイトが少ないと思いませんか?

 

3人で船中30尾は、50㌢UP5尾よりも難しい、小型の数が釣り辛いという現実

同時に感じるのは小型のバスの量の少なさで、50㌢UPを3尾釣るのは現実的であっても、20㌢を20尾釣るというのは、今の南湖ではかなり難しいことになっている。だから、サイズを釣っているアングラーにとって難しいとは思えなくても、数を釣りに入ろうとしても、1人当たり2ケタ釣果、3人同船の船中で30尾というのは50㌢UP5尾よりも難しくなっている。
これらのギルと小型サイズのバスが水路内や漁港内に溜まっているのなら、減少説は杞憂に終わるのだが、南湖の中から個体数が激減しているとするのなら、先の見通しに不安を生じさせることになる。

大型を釣るのはイージーでも、小型の数釣りが難しい南湖

小型&ブルーギル減少の要因は?

仮説として、原因を推理するのならば、冬季の水温が挙げられるだろう。今年の冬は厳冬で水温が南湖の本湖ですら5度を下回る日が多々発生したために、小型やギルの個体が越冬しきれなかった可能性がある。あくまでも推理だが、ギルのバイトを感じない日が多いというのは現実の出来事なのだ。

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