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GW時期の琵琶湖での釣果テッパンリグはズバリ「スプリットショットリグ」

寄稿:下敷領 信也

GW時期に確実にバスを手にできて、かつビッグバスを狙うための攻略法

こんにちは。琵琶湖プロガイドの下敷領信也(シモシキリョウ シンヤ)です。
今回は、「GWにビッグバスを手にするためのオススメリグ」と題しまして、僕がガイドをしている琵琶湖にて、GW時期に確実にバスを手にできて、かつビッグバスを狙うための攻略法を解説したいと思います。

下敷領 信也(Shinya Shimoshikir) プロフィール

リブレバスクラブを拠点とする琵琶湖プロフェッショナルガイド! 綿密なデータ分析しつつも、熱血派の鬼釣らせガイド!大阪市出身

 

今年の琵琶湖の状態・季節進行は、どんな感じ?

今年は例年と比べて、季節の進行が1~2週間くらい早い感じ

オススメリグや狙い方を紹介する前に、琵琶湖の状況から。

今年は水温上昇が早く、例年と比べても1~2週間くらい早い感じ。ただ、水温上昇が早くて反応が良くなると思いきや、そうではなく予想以上に反応が少なく、春というより冬の琵琶湖といった感じで、この4月は単発傾向な状態が続いています。

ちなみに、この冬は水温がかなり下がり、4度台になったこともありました。こうなるとバスの居場所が”ギュッ”と固まり、釣れるスポットが絞りやすくなったりするのですが、この冬はこのようなことはなく、冬もバスは散らばっているような感じでした。

そのままの流れで春になり、例年の定番のスポットを狙っても反応が少なく、「あれっ?」と戸惑うこともしばしば。バスの動きが早いのか? 自分が先走りすぎていてカラ回りしている可能性もありますが…。

今年のGW時期の琵琶湖・攻略のキーは「スポーニング」そして「風」

さてさて、このような状況を踏まえた上で、GWの琵琶湖をどのように攻略し、ビッグバスを手にしていくかというところですが、キーとなるのは「スポーニング」、そして「風」。
GW前後の琵琶湖は風が強く吹くことも多いので、今回は風を利用した狙い方も解説したいと思います。

GW前後は、産卵前(プリスポーン)、産卵中(スポーン)、産卵後(アフタースポーン)と様々な状態のバスが混在する状況となり、スポーニングエリアを想定し、そこから狙うエリアを絞っていくことが大切になってきます。

僕の考えでは僕がメインにしている琵琶湖の南湖エリアはどこでもスポーニングエリアになりうると思っていて、その中でもスポーニングしているバスが多いエリアを想定して狙うようにしています。

 

オススメのリグはズバリ「スプリットショットリグ」

そしてこの時期に多用するリグは…
スプリットショットリグ、ネコリグ、ジグヘッドリグ、フリーリグ、ヘビダン等々。

この中でも、天候に左右されにくく、確実にバスを手にして、サイズアップを狙えるリグは、ズバリ「スプリットショットリグ」です!

僕の中では25年以上前からこの時期の超定番のリグとなっているのがスプリットショットリグ。
スプリットショットリグと聞くと、「古臭い・・・」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが (笑)、侮るなかれ、このリグ、スゴい力を持っているんです!

スプリットショットリグは、ワームから離してガン玉シンカーをセットするリグで、シンカーを操作することにより、様々なアクションを出すことができ、ノーシンカーリグをボトム付近で扱いやすくしてくれるようなリグとイメージしていただければ分かりやすいかと思います。

リーダーの長さは30~50cm前後が基本

ちなみにフックからシンカーまでのリーダーの長さでアクションを変えられます。
クイックな動きを出したい場合はリーダー部分を短く、ノーシンカー状態のようにワームを漂わせたい場合はリーダー部分を長くとります。
私の場合、この時期のリーダーの長さは30~50cm前後を基本としています。

 

使用するワームは3インチから4インチの小さめが◎

使用するワームは3インチから4インチの小さめのワームで、「バスエネミー3.5インチ」と「ビビッドテール3インチ」、「バスエネミースティック4インチ」などを愛用。この時期はテールがピロピロ、ピリピリと動くものに反応がいいので、この3つはオススメです!

この3つのワームの特長を別に紹介していくと・・・

バスエネミー3.5インチ

バスエネミー3.5インチは…
小刻みに揺れながら水平垂直フォールと極薄テールの微波動でアピール。
テールのピロピロアクションがこの時期のバスを魅了します。ダートをさせた時の水押しアクションが強いのも特長。

 

ビビッドテール3インチ

ビビッドテール3インチは…
シャッドテールのピロピロアクションが特長で、張りのあるボディはウィードにも強く、ウィードに当たってフックがズレることが少ないため、効率よく狙うことができます。ボディは小さいですが、威力はスゴいワームの1つ。

 

バスエネミースティック4インチ

バスエネミースティック4インチは…
ピンテールの微振動がバスを魅了。ボトムで”I字引き”をするようなイメージで使うのが◎。これがメチャメチャ効くこともあるので、ぜひ試してくださいね。

 

オススメのカラーローテ

ワームのカラーは、「濃いカラー」と「薄いカラー」のどちらが釣れるか? を試しながらローテーションしています。具体的には…

バスエネミー3.5インチのローテカラー

濃い→「スカッパノン」、「グリーンパンプキン・BK」、「グリーンパンプキン・BL」
薄い→「ヌマエビ」、「メルティシャッド」

ビビッドテール3インチのローテカラー

濃い→「スカッパノン」、「グリーンパンプキン・BK」
薄い→「ブルーギル」、「プロブルーシュリンプ」

その他、「アユ」、「マッディークロー」、「ゴリ」のツートンカラーでカラーの明滅でのアピールも効果的。

 

バスエネミースティック4インチのローテカラー

濃い→「グリーンパンプキン・BL」
薄い→「ヌマエビ」、「ナチュラルシャッド」

といった感じでシンプルに考えてカラーローテーションをしています。

 

使用するイメージは小さなスイムベイト!?

基本やズル引き・ドラッギング!

この3つのワームのスプリットでの誘い方ですが、いずれのワームを使用する場合もイメージは小さなスイムベイト。
基本的なアクションは「ズル引き」、ボートを流しながらドラッギング釣法(ボートをゆっくりと流しながら釣る)で広範囲を狙っていきます。

もしズル引きで反応が悪い時は、「チョンチョン」と数回小さく動かして、ステイさせて狙うのも効果的。
この場合は、アクションで誘って、ステイで口を使わせるイメージでやってみてください。

また、スプリットショットリグはウィードレス効果が高いので、ウィードの上や隙間、アウトサイドなどを効率よく狙うことができます。

 

 

多少、風が強い状況でも、その風を利用して釣りができるのがスプリットのドラッギング

GW前後は風が強く吹くことも多いですが、このスプリットショットリグは風を利用してボートを流して釣ることができるので、この時期は欠かすことのできないリグの1つ。風が吹くと釣りづらくなりますが、このリグだと、基本的なアクションは”ズル引き”でOKなので、風があってもなくても使えるので便利なリグです。

あくまでも安全第一ですが、強風で釣りづらい中でも、このスプリットショットリグで40UPや50UPが連発というシーンも。無風から強風になり、そのタイミングで反応が良くなり、40UPや50UPのええサイズが連発というシーンを何度も経験しています。

小さなアタリを感じたらラインテンションを抜いてあげる

アタリは小さく”コツッ”とあったり、”グゥー”と重くなったり、急にひったくっていったりと様々。特に小さなアタリをどれだけ捉えられるかが釣果UPのキーとなります。

小さなアタリを感じた時にはラインテンションを抜いてあげることが大事で、フッキングストロークをしっかりと取れるように、アタリがあったら、
バスの方にロッドを向けてランテンションを抜きながら、フッキングストロークが取れる位置にロッドを持っていき、ラインスラックを取りながら、大きくアワせるのがオススメです。

アタリを感じた時に「喰った!」や「アタった!」と、言葉を発するくらいの余裕が大切で、口に出すことでその後の動作をスムーズに行うことができます。これはお客様にもいつもお伝えしている大事なことの1つです。

 

スプリットショットリグでのオススメのタックル・セッティング

ロッド:フェイズPCSS-65L+ スピットファイア
ライン:バスザイル・マジックハードR 5lb or 6lb

フェイズPCSS-65L+ スピットファイア」は、繊細なティップセクションがあり、バスに違和感なく吸い込みさせることにより、この時期特有の小さなバイトを捉えてフッキングに持ち込むことができます。

エバーグリーン公式フェイズ・PCSS-65L+ スピットファイア詳細ページはこちら

全長 継数 標準自重 パワー ルアー範囲 ライン範囲 価格
1.96m 1 95g ライト プラス 0.9~10.5g(1/32~3/8oz) 3~10lb(PE0.6~1.5号) 45,000円(税別)

またヒットしてからは、ロッド全体がキレイに弧を描き曲がってくれるので、ラインに負担が掛かりにくく、ラインブレイクや口切れを防ぎながら寄せてくることができるので、スプリットショットリグには適した1本です。5Lbや6Lbのライトラインを用いたドラグを”ジージー”と鳴らしながらのドキドキのファイトを楽しむことができますよ。

 

ロッド:フェイズPCSS-65M スムーズトルク
ライン:バスザイル・マジックハードR 6lb

フェイズPCSS-65M スムーズトルク」は、硬めのティップなので、エビモ等の硬めのウィードが生えているエリアで使用することが多く、ティップやベリーのパワーでウィードを外し、すぐにラインスラックを出すことにより、ウィードから離れにくくなり、ウィード周辺にいる魚にアピールすることができます。

また、ロッド全体でパワーを受け止めるため、口切れやラインブレイクを減らすことができます。

エバーグリーン公式フェイズ・PCSS-65M スムーズトルク詳細ページはこちら

全長 継数 標準自重 パワー ルアー範囲 ライン範囲 価格
1.96m 1 110g ミディアム 1.8~21g(1/16~3/4oz) 4~8lb (PE0.6~1.5号) 43,000円(税別)

ラインは、バスザイル・マジックハードRの5lbと6lbを使用。ここ数年の琵琶湖は釣れる匹数も少なくなってきていることもあり、掛けた魚を確実にランディングに持ち込めるかどうかで結果が大きく変わります。そのためには、少しでもラインブレイクのリスクを軽減することが大事。

その点、「バスザイル・マジックハードR」は強い力が掛かった時には粘り強く伸びてくれるので、ビッグバスの急な突進の衝撃を吸収することができ、安心してやり取りすることができます。ラインはあまり気にされない方もいらっしゃいますが、大切なアイテムの1つです!

 

フックは、がまかつWORM322スリムスタイルの#1と#1/0を使用

スピニングタックル&ライトラインの場合、太軸ではフッキングパワーが伝わりにくく、バラシの原因にもなります。とはいえ、細すぎては伸びる心配がありますが、この「がまかつWORM322スリムスタイル」は軸の太さ、強度等のバランスがいいフックだと思います。
フックは#1もしくは#1/0を使用しています。
結び方はダブルユニノットでデカバスのヒットにも耐えられるようにしています。


※フックは常に現在進行形で様々なものを使っているので、また僕のブログやSNSをチェックしてもらい、最新事情を手に入れてくださいね。

 

 

シンカーはゴム張りガン玉・ハードタイプ(やや硬め)の2gまでの3B~5Bを使用

シンカーは、ヤマワのゴム張りガン玉・ハードタイプ(やや硬め)の3B~5B(0.78g~1.65g)を使用。
スプリットショットリグはシンカーをラインに挟み込み固定するので、ラインが傷つきやすく、ラインブレイクの危険性が増します。少しでもこのリスクを回避するために”ゴム張りタイプ”を使用することは必須。

重さは、2gまでの3B~5Bあたりの軽い目を使用することが多いです。重くすると、ボトムにあるウィードの黒いカスが付きやすくなるので、できるだけ軽めが◎。シンカーの重さの違いでバイト数が変わることもあるので、こまめに変えて狙うのも釣果UPのポイントです。

 

今年のGW時期のオススメエリアをいくつかご紹介

僕がガイドでメインエリアとしている南湖でこのGWのオススメエリアは…

東岸では木浜、赤野井、下物等の水深2~3m前後のフラットエリアとそれに絡むブレイクライン。西岸は名鉄から浜大津にかけての水深2~4m前後のフラットエリア、各マリーナや港のミオ筋など。

ここ数年、GW前後の琵琶湖は、僕の中では西岸より東岸のほうがいいことが多く、昨年は赤野井~烏丸~下物のフラットや浚渫エリアが好スポットとなっていました。例年でいくと、浜大津~プリンス沖、自衛隊沖、アクティバ沖などの西岸のウィードのアウトサイド周辺、東岸は木浜のフラットと浚渫エリアも狙いめです。

以上、GW時期に確実にバスを手にできて、かつビッグバスを狙うための攻略法として「スプリットショット」の釣りを詳しくご紹介させていただきました!
ぜひ、このスプリットショットリグでドキドキの釣りをお楽しみくださいね!