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今江克隆のルアーニュースクラブR「発表!2020年MVPルアーはコレだ!! ベスト3と最オドロキルアーを公開」の巻 第1030回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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水中姿勢のコントロールがキモに!

次に、2020年今江的MVPランキング2位は、カテゴリー的には地味だが「ハイフロートワーム(HF)シリーズ」だ。

「ハイフロートワーム」は、今江的2020年トレンドの一つ。浮力と素材の質感の塩梅がキモで、浮き過ぎてもよくないのだが、問答無用に釣れます。「ハドルスイマー」だけエラストマー素材だが、この5本だけで1シーズン余裕で持ちました…

特に「エリートクロー ハイフロート(HF)」、「アンクルゴビー ハイフロート(HF)」そして、「風神スパイダートレーラー ハイフロート(HF)」、「ハドルスイマー エラストマー(HF)」の圧倒的実績は今後、間違いなくハイフロート系ワームの定番化を予感させるに十分な威力だった。

これは裏を返せば「水中姿勢のコントロール」が2020年のトレンドの一つだったと考えられる。

水平姿勢が寄せて喰わせるキモになる「エリートクローHF」の「吊るし」はもちろん、12月の琵琶湖ミックオーナーズで優勝を決めた垂直姿勢の「アンクルゴビーHF」を使った「ネドリグ」、春に七色ダムでロクマルをあっさり仕留めた「ハドルスイマー4インチ」の一定水深で沈まず粘る「ホバスト」、その3つの姿勢制御を同時に実現できるハイフロートワーム素材の進化は、2021年には間違いなく一般に定着する流れになるだろう。

「吊るし」での水平姿勢がもたらす恩恵は、実は波動の大きさにもある。水平な物体が動く時に水を動かす力はとても大きい。それが集魚効果に繋がる

水平に対して垂直の代表であるネドリグ。水平と垂直での姿勢制御を同時に実現できるのがハイフロートワームの最大のメリットである

2020年にリリースはできなかったが、ほぼサスペンド状態で、移動距離最小で強烈なハイピッチロールを発生する「ハドルスイマーエラストマー」のホバスト、そして「イールクローラー ハイフロート(HF)」などは来年の春、フィールドを席巻することは間違いないと確信している。

既に実績抜群のロングセラー「ハドルスイマー」をハイフロートのエラストマー化したモデルは、最初のテストとなった七色ダムでいきなりロクマルをキャッチ。ハイフロートワームの開発に拍車がかかった

「水中姿勢革命」と言う点で、今江的2020年MVPランキング2位は「ハイフロートワームシリーズ」で決まりである。

2020年のMOST AMAZING LUREと、MVPランキング3位は?

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