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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】酷暑の南湖の2パターン②

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=オオカナダモの狭いスポット=

真夏の定番パンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)。ウエイトは14㌘が中心。フリックカーリー7.8㌅で落とし込む

真夏の沖の展開はカナダモ内部のパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)となってくる。
今年もこのパンチショットリグの炸裂がはじまっており、50㌢UP2ケタコースの炸裂が各地ではじまった。特に全開放流が終わった20日頃から本格的に炸裂がはじまっており、炎天下のウイード内部のアツい展開がはじまっている。
特に水温が30度を超えてきて晴天無風となり、さらに放流量が30㌧以下となってくるとカナダモが真っすぐ水面に立ってくるために、カナダモの林が各地に出現する。このカナダモの林が天井を作ってドーム状になると、カナダモドームの50㌢UP連発スポットとなってくる。

しかし、このカナダモドームが実に狭い! 琵琶湖南湖の中で数カ所ぐらいしかなく、その面積も10㍍四方というのが関の山。特にオオカナダモの群生する質のよいドームとなると、かなり絞られてくる。

今年のメインベイトはハス。ハスが飛んでいる場所の近くにハニースポットがあることが多い。ただ、すでにハニースポットとなるようなウイードの張りだし、角地は50㌢UP2ケタコースが起きており、常時ボートが浮かぶ

場所としては、メインチャンネルから少し入った場所で、メインチャンネルへウイードが張りだしているか、ヘコんでいるか、という場所でカレントが少し当たるような場所がベスト。そこにオオカナダモが群生していてベイトフィッシュとなるハスとギルが多い場所という超一級の条件が揃っている場所だ。
そんな場所は木ノ浜、赤野井、アクティバ、カネカ、下物、六本柱北などにそれぞれ1カ所あるかないかというレベル。だから普通に釣っていて見つかるモノではなく、たいていはガイドが浮いている。

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