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【佐川洋介が実釣インプレ】ゼファー・アバンギャルド・ストリームウィップ96 【小沼正弥プロデュース!追従系でとにかくバレない】

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発売になったばかりのゼファー・アバンギャルド・ZAGS-96R ストリームウィップ96を実釣インプレ!

こんにちは、佐川洋介です!
今回は2018年春に発売となったばかりのシーバスロッド「アバンギャルド・ZAGS-96R ストリームウィップ96について解説させていただきます!
何度がテスト釣行にも行ってきたので、その状況も踏まえてインプレをお届けします!

佐川洋介(さわがようすけ)…昼夜問わずシーバス釣り場、ラーメン屋、居酒屋をランガンするポッチャリ系アングラー。WSSなどにも参戦し高実績を残している

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柔軟でバラさないのにダルさは皆無! それがストリームウィップ96

さて、フィッシングショーでも触っていただいた方も多いかと思いますが、アバンギャルド新機種・ZAGS-96R ストリームウィップ96のお話です。

エバーグリーン公式ゼファー・アバンギャルドZAGS-96R ストリームウィップ96詳細ページ→こちら

全長 継数 標準自重 ルアー範囲 ライン範囲 価格
2.89m 2 148g 5~28g PE0.6~1.5号(MF6~14lb) 66,000円(税別)

 

小沼正弥さんプロデュース!コンセプトは「シーバスのバレを極限までなくすためのロッド」

そもそもこのロッドは、同じくエバーグリーンプロスタッフである、ご存じ小沼正弥さんの熱望により開発されたもので、「シーバスのバレを極限までなくすためのロッド」というコンセプト。

実際に使用してみると、確かに4軸カーボンによる補強を排除したバットは、負荷がかかれば柔軟に曲がりこみ、シーバスの不意の突っ込みを優しくいなしてくれる竿であることはすぐに実感できました。

また、「柔軟でバレにくい」というコンセプトのシーバスロッドはこれまでにも星の数ほどありましたが、デメリットになりがちであったのが柔軟さゆえのダルさ。

これはキャストフィールに物凄く影響が出る部分で、特にシーバスロッドはレングスが長い分ブレが大きくなり、「飛ばない」「アキュラシーが落ちる」といったことが多かったのですが、ストリームウィップ96に関してはこのダルさを一切感じないことに驚きました。

その理由は、独自のアクション設計によるもので、4軸カーボンによる補強をあえて排除したバットと全体がスムーズにしなるテーパー設計により柔軟さが秀でている一方で、ベリー部分に適度な張りを持たせることでシャキッとシャープなフィーリングを強化しダルさを排除。

それにより、当然キャストフィールは抜群で、振りぬいた瞬間の余計なブレがないため、カッ飛びのロングキャストや狙った場所へ吸い込まれるようなアキュラシーキャストが可能となっています。

また、魚を掛けると、柔軟に曲がりつつも曲がりこんだ最後はかなり粘り強いバットパワーを発揮し、魚の引きをしっかり受け止めて主導権を譲らないことも分かりました。

 

春シーズンにおける悩み、「フックの強度不足」

春シーズンのシーバスフィッシングにとって、なんといってもアミ、バチの存在は無視できないパターンです。
また、シーズン後半にはハクやイワシの稚魚などのマイクロベイトも絡んできます。

となれば、当然ルアーは小さめの物がメインになり、当然フックもそれに応じて小さい物になりますが、そうした小さめのルアー=小さめのフックの使用頻度が高いパターンだからといって、障害物のないオープンな場所ばかりで釣れるとは限らないのが難しいところです。

例えば、河川などではテトラ帯や、ボトムに沈むシートパイルや流木、橋脚まわり、また港湾部では係留した船や、護岸のエグレなどシーバスが潜む場所を、小さめのルアー=小さめのフックでタイトに攻めることで結果が出る状況は多々ありますが、その際どうしても問題になるのが、フックの強度不足。

吸い込みが弱い傾向にあるこうしたパターンにおいて、吸い込みの良さを重視すればライトで8フィート台の短めのメインブランクにソリッドティップを搭載したような竿に絶対的アドバンテージがあるケースは多く、さらにはそういった竿であればフックの強度不足は問題になりにくいものの、やはり障害物のあるややこしい場所での釣りでは、強引なファイトを想定してパワーがあり9フィート台のある程度レングスがある竿を選択する必要が出てきます。

しかしそうすれば、どうしても竿のパワーに対してフックの強度が不足してしまい、ファイト中にフックが伸びてバレるという事態が度々起こってしまうという問題が……この悩みは今までどうしても解消できない部分でした。

そして迎えた今春。そんなシチュエーションにおいてストリームウィップ96が本領を発揮しました!

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