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テナガ(手長)エビ釣りを詳しく紹介【最近ルアーマンの間でも人気の釣りに注目】

Reprinted Source:TSURISOKU
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ここ数年の間にルアーマンの中でも注目度があがっている釣りがあります!

それは、テナガエビ釣りやタナゴ釣り!

その中で、今回は安近短というお手軽要素満載の“テナガエビ釣り”を紹介します。

釣り自体は簡単なので基本的なことさえ理解していれば、小さいお子様を連れたファミリーや釣り初心者でも十分楽しめます。そんなテナガエビ釣りのタックル、仕掛け、釣り方、料理方法などを順を追って解説していきましょう。

テナガエビの性質と特徴

テナガエビは稚エビになるまで海で成長し、河口から上流に向かってさかのぼる性質を持つエビ。5~9月にかけて繁殖期を迎え、夏場を中心に産卵する。肉食性で、小魚や水性昆虫などを捕食しています。

寿命は1~3年と言われており、体長は大きい物では20cmほどまで成長します。名前の通りハサミが長く、成体のオスは体長と同じくらい、もしくはそれよりも長くなるが、メスや若い個体は細く短め。

タックル&仕掛け

テナガエビ釣りの仕掛けは3号ぐらいの小さな玉ウキを付けたウキ釣り仕かけ(上図参照)で、市販品もあります。根掛かりしやすい釣りなので、エビ針(ハリス付き)の予備も必ず常備しておきましょう。竿は専用の物のほか、渓流竿の穂先部1~1.5mなどで代用できます。ガン玉(B~2Bなど)の位置は針から10cm程度でOK。タナはポイントの水深に応じて、針が底を数cm引きずるくらいに調整しよう。

市販のテナガエビ仕掛け。予備の糸付き針も持参したい

エビを抜き上げて受けるタモ、生かし用のバケツも持参したい

使用するエサ

赤虫

エサは青イソメ、石ゴカイ、ミミズ、赤虫といった虫エサを使用。虫が苦手なのでカニカマで代用するという人もいます。

針が隠れるぐらいの長さで通し刺しにすればOK

ポイントの選び方

ワンドなどで流れが緩く浅場になっており、ゴロタ石、テトラ、ブロックなどテナガエビが隠れられる障害物の多い場所が絶好の狙い目ポイント。石やテトラの隙間に潜んでエサが近くにくるのを待っているので、潜んでいそうな所の側にエサを着底させてアタリを待ちます。アタリがなければ同様にしてポイントをどんどん探っていきましょう。

上記3つの写真のような場所はテナガエビの潜んでいそうな代表的なポイント。障害物の周りをくまなく探っていきましょう。特にテトラが密集しているようなポイントには、石の場合のように底だけではなく、テトラの壁際などにもテナガエビがいることが多いです。

釣り方

ポイントを決めたら、まずはウキ下の調整をしましょう。テナガエビは底にいるので、エサが底で這うぐらいの状態がベストです。

テナガエビは自分の住処までエサを運んでから食べる習性があるので、ウキが横へ移動していたり、ピョコピョコしていたら、テナガエビがハサミでエサを引っ張っている可能性が高いです。でも、この状態で合わせても掛からないことが多いので、反応が収まってきたぐらいのタイミングで竿をスーッと上へ上げるとヒットしやすいです。

持ち帰り方&料理方法

テナガエビは食味がよく、そのまま素揚げ、唐揚げなどにするのが最もポピュラーな食べ方で、ビールのアテにも最高!! そのほか、塩茹でや醤油、酒、みりんなどで煮ても美味だし、パスタの具などにも重宝します。

けど、食べる前にやっておきたいのが、泥抜き。持ち帰ったテナガエビを1~2日ほど生かしておき、泥を吐かせることで臭みがなくなります。泥抜きの詳しい方法は、以下のページを参考にして下さい。

手長エビの食べ方 – まるきん